出展:emaar.com
全体的なコンセプトは空港からもダウンタウンからも近いところに新たに住宅地を作るということ。
しかし一番の目玉であり新たな観光名所ともなろう建設計画は、そこのエリアに建つ世界一高いタワーその名も「ザ・タワー(The Tower)」。
このタワーのデザインは世界中のたくさんの有名な建築家などからコンペによって選ばれたもの。
UAE副首相兼首相のバイー・ラシッド・アル・マクツーム氏によって選ばれたのは、スイス/スペイン人のサンティアゴ・カラトラヴァ・ヴァルス氏の作品。
新造形建築家、建築技術者、彫刻家そして画家でもある彼は他に、ニューヨークにある世界貿易センター駅の新駅舎も手掛けました。
このタワーはユリの花とミナレットというモスクの横の小塔を元にデザインされています。
周りに薄く見えるネットのようなものはタワーを支えているワイヤーで、まさに構造とデザインが一体となった素晴らしい作品です。
建設を手掛けるのはドバイの大手不動産、エマール・プロパティーズ(Emaar Properties) 。
今回のプロジェクトも多額の費用が予想されています。
このタワーのみ工費はなんと10億ドル!日本円で約1080億円と言われています。
こちらタワーとあるだけに居住用として使われませんが、18~20階分はレストランやホテル、レジャー等の多目的フロアになる予定です。
さらに展望デッキにも力を入れていて、一番すごいものはタワーを軸に展望ガーデンが360度回転するんだそう!
VIP展望ガーデン(VIP Observation Garden deck)というものがその回転する展望台なのですが、他にもピナクルルーム(The Pinnacle Room)という空の景色を楽しむための展望台もあります。
また、夜の照明デザインもこだわっていて、動くエレベータの光でさえもまたデザインの一部とのこと。
駅からのアクセスはもちろん、クリークに既にある遊歩道からのアクセスも考慮され、歩いても走っても楽しめるエリアに!
2020年に完成予定のこのザ・タワー。
気になる高さはまだ正式には発表されていないものの、噂では928mになるとか!
これはスカイツリーよりも約300mも高く、世界一高い建造物であるブルジュ・カリファをさらに100mも上回る高さです。
ドバイのスカイラインをまた一つ増やすであろうこのザ・タワー、完成が楽しみです。